ストレスは家事だけが原因?日頃から心のバランスを整える慈悲の瞑想

こころ・からだ

日頃のストレスはどのようにして解消していますか?
気分転換をしたり、好きなことをしたり。ストレスを解消するにはストレスのもととなっているものを取り除く、または減らすことも必要です。
自分にあったストレス解消方法をいくつかもっていると心強いですね。

今回は家事のストレスに限らずに、ストレス全般の解消方法のひとつとして心のバランスを整えることを習慣づけるおすすめの方法、慈悲の瞑想をご紹介します。

慈悲の瞑想は、ことばを心の中で唱える瞑想法です。自分自身の幸せを思うことから始まって、最後は生きとし生けるものの幸せを思うことで終わります。

心を無にする瞑想や、意識して身体の一部や何かに意識を向ける(集中する)瞑想がなかなかうまくいかなかった方も簡単にできますよ。

慈悲の瞑想の後は、安らかで穏やかな気持ちになるので、心のバランスが整うのを感じることができるようになります。

ストレスはどこからきている?

そもそもストレスとは、どこからきているのでしょうか。

毎日のくらしのなかで起こる、さまざまな変化がストレスの原因となっています。
天候や騒音などの環境的なこと、体調不良や睡眠不足などの身体的なこと、悩みや不安などの心理的なこと、仕事が忙しい、仕事の休みがとれないなど社会的なこと、家族、親戚、職場、友人との人間関係などがあげられます。

ストレスは良いストレスと悪いストレスがあります。

考え方、受け止め方次第で良いできごと、おめでたいこともストレスの原因になります。

たとえば、進学した、仕事がきまった、昇進・昇格した、結婚した、出産したなど良いできごとが、望んでいたことであり、嬉しい、幸せだとポジティブに受け止めれば良いストレスになります。人によってはプレッシャーを感じたり、もっと頑張らなくてはと必要以上に取り組んだり、この幸せがいつまで続くのか不安になったりとネガティブに受け止めれば悪いストレスになります。

ストレスの原因が同じであったとしても、その人次第で良いストレスにも悪いストレスにもなるのです。

まったくストレスがなくなれば良いというわけではなく、人が活発に活動するためにはある程度ストレスによる緊張が必要です。

毎日の暮らしのなかでの様々な変化がストレスになり得るのですから、それを受け止める私たち自身で心のバランスを整える方法を取り入れていきたいですね。

慈悲の瞑想とは

慈悲の瞑想は、ブッダが悟りを開かれたときの瞑想法(ヴィパッサナー瞑想)とともに伝えられてきている瞑想法のひとつです。

では、悟りを開く・・・とは、どんなことでしょうか?
悩み・苦しみから解放された状態になる、すべての苦しみをゼロにすることです。
瞑想と聞くとスピリチャルなイメージを持つ方もいらっしゃるかも知れませんが、悟りを開くところまではたどりつけなくても、悩みやストレスはできるだけ少なくしたい、幸せな毎日を送りたいと誰もが望んでいると思います。

慈悲の瞑想で、他人への慈しみや思いやりを持ち、幸せを望む心を高めて、ポジティブな気持ちを保てるような心の働きを習慣づけていきましょう。

慈悲の瞑想のやり方

慈悲の瞑想は、静かな瞑想の環境を整えてからでももちろんできますが、カフェにいるときでも、電車の中でもできますので、この記事を読み進めながら実践してみてくださいね。

まずは全文を覚えましょう。
最初は長くて覚えるのはたいへんだと思うかもしれませんが、パターンが同じで一部を変えるだけです。一段落ずつ順番に何回か繰り返すと、思っているよりもすぐに覚えられますよ。
※全文はこのページの下「慈悲の瞑想のことば(全文)」にあります。

「全文を覚えるまで」と「全文を覚えたあと」の2つのステップで実践方法を紹介します。

【STEP1】全文を覚えるまで

1.ことばをみながら1回読みます

私が幸せでありますように

2.続けて、目を閉じて1回心の中で唱えます

私が幸せでありますように

3.下記は一段落目の抜粋です。1と2を一行ずつ順番にやっていきましょう。

私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願うことがかなえられますように
私に悟りの光があらわれますように

4.3の一段落目が終わったら、目を閉じて一段落目を通しで心の中でいってみます。
忘れたときは目を開けて確認。まずは一段落目を覚えましょう。
5.3の一段落目を覚えたら、二段落目を続けてやっていきます。
全文はこのページの下「慈悲の瞑想のことば(全文)」にあります。
6.全文を覚えたら、通しでゆっくりと心の中で唱えます。

【STEP2】全文を覚えたあと

1.目を閉じて3回ほど深呼吸
2.「慈悲の瞑想のことば(全文)」をゆっくりと心の中で3回繰り返す

慈悲の瞑想のことば(全文)

私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願うことがかなえられますように
私にさとりの光があらわれますように

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願うことがかなえられますように
私の親しい人々にさとりの光があらわれますように

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願うことがかなえられますように
生きとし生けるものにさとりの光があらわれますように

私がきらいな人々も幸せでありますように
私がきらいな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私がきらいな人々も願うことがかなえられますように
私がきらいな人々にもさとりの光があらわれますように

私をきらっている人々も幸せでありますように
私をきらっている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私をきらっている人々も願うことがかなえられますように
私をきらっている人々にもさとりの光があらわれますように

すべての衆生しゅじょうが幸せでありますように
すべての衆生しゅじょうが幸せでありますように
すべての衆生しゅじょうが幸せでありますように

引用元:地橋秀雄(2008年)『実践ブッダの瞑想法』春秋社

慈悲の瞑想のあとの気づき

慈悲の瞑想のとき、何も心にひっかかることがないときは、安らかで満ち足りている状態、心のバランスがとれていて穏やかな状態に近づいているといえるかもしれません。

私がきらいな人々も幸せでありますように

スラスラといえましたか?心にひっかかりませんでしたか?

えっ、きらいな人々・・・私は、5~6年前初めて慈悲の瞑想をしたときにはとてもモヤモヤしました。
目を閉じてことばを心の中で唱えているだけなのに、なぜかモヤモヤと・・・
私→私の親しい人々→生きとし生けるものまではスラスラと、心地よささえ感じたのに。

生きとし生けるもの、生きているものすべての幸せを思うことは抵抗もなく、むしろ満ち足りた気持ちになりました。きらいな人々と限定されると「そうか、きらいな人のことも思うのか」「あの人のことかな」「ん、なんかそうは思えないな」などといろいろな思いがでてきました。

また、「私がきらいな人々」の段落よりも「私をきらっている人々」の段落の方がモヤモヤしませんでした。

私の場合は、自分がどう思われているか(きらわれていると思っている)ということよりも、自分が思っている(きらいと思っている)ことの方が、この時はより自分のストレスとなっていることに気づきました。”私”の思いが強く、心のバランスが整っていないで偏りがあるということがわかりました。

この思いを変えるのは自分自身でしかできません。

きらいという思いを、対面していないときまでもわざわざ自分の内にとどめておくこと自体、自らがストレスを作っている。時間、気持ち、体力、エネルギーを無駄に使っていることになりますので、きらいという思いを手放すことにしました。

気づいたことによって、心が軽くなりました。慈悲の瞑想をきっかけに、全体をとらえて偏りすぎていないかバランスをとることを、瞑想の時だけではなく普段の生活でも意識するようになりました。

きらいという思いがあるとき、きらわれているなと感じているとき、その他にも気になるところがあるときはもやもやひっかかるかもしれません。慈悲の瞑想をしている時、もし何か気づくことがあったら、慈悲の瞑想を続けていくうちにどのような心の変化が起こったかを気に留めてみてください。

自分自身、そしてすべての人を平等に、客観視できるようになると心のバランスがとれますし、ストレスを減らすことにつながりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日頃から心のバランスを整えてストレスとうまくつきあっていく方法のひとつとして、慈悲の瞑想を紹介しました。

朝起きた時、夜寝る前、家事を始める前の習慣にしてもいいですね。ストレスに感じている家事への向き合い方が変わるかもしれません。
ぜひ毎日のくらしにお役立てください。

”らく(楽)”の意味は、心も身体も苦しみがなく、安らかで満ち足りている状態。
かじらくらくは、家事をラクして楽しんで、毎日の暮らしをより幸せに過ごしていただく情報をお届けするコンテンツづくりを目指しています。

今後の記事をどうぞお楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました