心と体を整えながら「今、ここ」に集中する!「禅的家事」のススメ

こころ・からだ

家事を色々工夫して捻出したその時間・・・何に使ってますか?

その時間で何をやりたいですか?

「家事をラクして楽しんで♪ハッピーな「わたし時間」を引き寄せる」・・・

これは、このサイト「かじらくらく」のサブタイトルです。

単に「時短」に関する情報を提案するだけじゃなく、楽しく「時短」し、その先にある、豊かな「わたし時間」を提案するサイトです!!

豊かな「わたし時間」は心と体が整ってこそ!!

ということで、今回は「心と体を整える」と巷で話題になっている「禅」の教えを取り入れ、家事をしながら心と体を整える方法について考えてみます。(注:特定の宗教を勧めるものではありません。)

家事にも役立つ禅の教え

禅の教えでは、家事は「作務」といい修行の一環として行われています。そして「教えの最初は掃除から」「掃除は心の塵を払うこと」とも言われています。それ位、掃除を大切に考えています。

「修行だから大変そう」とか、「修行はちょっと・・・」「自分とは関係のないもの」と考えがちですが、「目の前のことを丁寧に行う。」「いつもと変わらぬ調子で続ける。」ということが中心です。これなら私たちの日々の生活に取り入れられるのではないでしょうか?教えの全部を取り入れるのは難しいですが、まずは、ご自身の生活習慣でも取り入れやすいものから実践してはいかがでしょう。我が家での実践結果も紹介しています。

掃除道具はシンプルに

何かと便利グッズに頼りがちですが、禅寺での掃除はバケツ、雑巾、ほうき、はたき、ちり取りなど・・・昔から使われているシンプルなものばかりです。グッズに頼るのではなく、体に動作をしっかりと覚えさせ、手足をしっかり動かし掃除をしていきます。これは五感を大切に、集中して物事を行うという行為になります。

以前、永平寺の雲水(=修行僧)が、冬なのに全身から湯気を上げながら掃除をしている映像をテレビで観たことがあります。全身くまなく使って掃除をするので、間違いなく全身運動にもなります。掃除しながら運動も出来る!!最近、デスクワークが多くなっているのでとってもありがたいです!!

掃除で「今、ここ」に集中

ほうきと、ちり取りを使って掃除をするという動作一つとっても、集中していないと掃き残しがあったり、ちり取りにうまく入らなかったり、隅っこにホコリが残ったりしてしまいます。途中で他のことを考えた途端、ゴミが散らかってしまいます。

雑巾がけでも、気を配らないと角を拭き残してしまったり、拭きムラが出来てしまったり・・・

とっても小さい例えですが「今、ここ」に集中するってこういうことかもしれません。

これはオマケなのですが・・・

我が家は古いので、隣近所への音漏れには敏感にならざる負えません。ほうき、ちり取りだと騒音も少なく(全く音が出ないわけではありませんが・・・)余計な気を使わず気軽に掃除が出来るというメリットもありました。

掃除とは心の塵を払うこと

禅の教えでは「心の塵」とは雑念や煩悩などを指します。「掃除で心の塵を払うこと」は「雑念を取り払うこと」にもつながります。

人間なので、色々な感情や想いが湧いてくることは当然あります。そもそも人間は一日に6万回以上思考するともいわれています。それを否定するわけではなく、次々やってくる「思考」に流されず、常に「今、ここ」に心を置くことが大切なのだと思います。

ちなみに、一日6万回以上思考する、そのうちの8割はネガティブなことだとか・・・

参考:「平均的な人は1日あたり12,000〜60,000の考えを持っています」シオバン・ケレハー・クコリッチ

掃除で磨き上げるのは「自分の心」

禅のお寺では、ありとあらゆる場所がキレイに磨き上げられています。
「磨き上げる」ということは、自分自身の「心も磨き上げる」ことにもつながります。

心を込めて掃除をする→ 心の塵を取り除く→ さらには心まで磨き上げる!!

心を磨いていく事で、真の心の声も聞き取りやすくなりそうですね。

丁寧な暮らしにつながる「丁寧な動作」

物事を丁寧に行う事は、日々の暮らしを丁寧に行う事にもつながります。これは掃除だけでなくすべての物事に通じるのではないでしょうか?

動作を丁寧に行うには隅々まで心を配る必要があります。何気ない所作一つ一つも丁寧に行っていくと、心が整理されていくような気がします。

試して得られる「自分に必要な気づき」

「禅って何だか難しそう・・・」

いえいえ、そんなことはありません。一度心地よさを体感してみると、次からも実践したくなっていきます。私の場合、「少ないものでも大丈夫」という安心感も得られました。「足るを知る」ということに似ているかもしれません。物を減らして、スッキリ暮らしたいと考えているので、とてもありがたい気づきとなりました。

全身を使って掃除をすることで、体の動きもよくなり、気分もスッキリしました。

ラジオ体操を真剣にやったような感じに似ていました。(例えがちょっと変かもしれませんが・・・)

ラジオ体操も掃除も普段はササっと済ませがちですが、真剣にやるととても運動量が多いんですよね。これもありがたい気づきです。

まとめ

今回は禅の教えを家事に取り入れ、心と体を整える方法について書いてみました。

毎日となると大変かもしれませんが、まずは時間に余裕のある時に実践してみませんか?

最初は、トイレ掃除やお風呂掃除の時の数分間だけと決めて、始めてみるといいかもしれませんね。数分間でも「今、ここ」に集中するのって難しいものです。私の場合、次々と湧いてくる雑念と格闘することになりました。(気が散って仕方がないという・・・)

雑念を追い払うために「私は今、〇〇を掃除している」「私は今、◇◇を料理している」と呟いていました。呟くたびに気持ちの揺れが収まっていく感じがしました。

禅の教えを取り入れた家事、一度お試し下さいね。きっとあなたに必要な気づきがあると思います。

にっしー
にっしー

ご自身に負担がかかったり、決して無理することのないよう、心地よい範囲で取り入れてみてくださいね。

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